業務内容を教えて下さい

設計と製造の距離感の近さが魅力!
メカトロニクス事業部

メカトロ二クス事業部の仕事は、主にプラスチック成形品の二次加工や検査を行う専用の装置を製作する仕事です。その中で設計の仕事は、客先打合せからスタートします。成形品の内容や加工/検査の内容を確認し、装置のサイズや安全装置をどのようにするのかをヒアリングして行きます。その後、3DのCADデータで設計を行い、デザインレビューと呼ばれる、お客様に作成した3Dデータを提示して詳細仕様の確認を行います。仕様が最終確定したら図面作成、部品手配まで行い、製造部門で装置を組み上げ、最終の確認を行うところまでが、設計担当の仕事になります。

私は装置製作の会社を数社経験していますが、関東製作所の良い所は2つあります。
一つ目は、設計と製造の距離感が近い所です。実際、設計室から扉一つ向こうが製造ルームなので、設計の息抜きがてら現場を見て回る事が出来ます。自分の設計した装置の仕上がり状況などがすぐに分かるのがいいです。また、アットホームな雰囲気があるので、気軽に声をかけやすいです。(繁忙期はちょっと殺伐とした空気がありますが…笑)

二つ目は機械設計も電気設計も両方社内で対応している事です。大半の会社はどちらかのみなので、機械設計が済んだら、電気設計は外注で賄うケースが多いです。関東製作所は両方対応しているので、全て社内で製作出来る面白さがあります。

設計と製造の距離感の近さが魅力!<br />
メカトロニクス事業部

やりがいや苦労話はありますか?

設計者の「心遣い」を自動機設計に織り込む

私たちの仕事の大半は、自動車のプラスチック部品の加工や検査をする装置を作る事が多いです。自動車業界では、製作途中に部品形状が変更になる事が度々あります。また、プラスチックは、温度条件によって収縮をするので、季節や時間で形状が微妙に変って来ます。客先打合せで出た仕様だけで設計が完了するケースは少なく、最終的には細かいトライアンドエラーを繰り返しながら、調整が必要になるので、その点は苦労します。

その中で設計者としては、お客様からの要望、設置する工場や加工内容、製品などを見ながら、起こりうる調整・修正内容を予測して設計に織り込むのが腕の見せ所になります。
いわば「心遣い」のような設計を織り込む事が結構重要です。お客様の仕様を遵守する事はもちろんですが、現場での使い勝手や、後々の調整のしやすさなどを考えて、設計をする事で、お客さんも製造スタッフも喜んで頂けるのが嬉しいです。その為にも、色々な装置を製作してトライアンドエラーした結果を経験値として蓄積することは非常に重要です。

お客様の仕様だけでなく、自分の思いやりも設計で組み込んだ装置が目に見えて形になって行くのがメカトロニクス設計のやりがいだと思います。

設計者の「心遣い」を自動機設計に織り込む

今後チャレンジしたいことは?

業界を問わず、未来の工場稼働を担う
自動機設計のプロフェッショナル!

今は自動車業界の仕事が中心ですが、今後は色んな業界の装置の設計をしたいです。食品、医療、包装機ラインなど。業界によって必要な仕様も設計思想も異なりますので、様々な分野の装置を設計していきたいです。そうした他業界の仕事をする事で積んだ経験は、また自動車業界の装置設計に活かす事も出来ますので、業界を問わず設計が出来るようになると設計者としてのスキルがまた一段と上がると思います。

また、新しい部品や技術の情報収集も欠かさず行っていきたいと考えています。特に展示会には積極的に来場して情報収集したいです。日々新しい部品・技術が世の中に出ており、それらは展示会などで各社が発表してくれます。そういった情報を設計者として知っていれば、装置設計の際に活かす事が出来ます。

昔は2Dの図面から設計していましたが、現在は3DのCADを活用した設計が増え、よりお客様との打合せで詳細の仕様確認が出来るようになりました。最近ではVR技術も発達しており、近い将来お客様との打合せも工場現場でVRを使って、リアルに打合せをする事が出来るかもしれません。そうした技術の進歩をアンテナ高くキャッチする事で時代に合わせた最新の設計思想が見に着くと思いますので、今後も積極的に情報収集は行っていきたいです。

業界を問わず、未来の工場稼働を担う<br />
自動機設計のプロフェッショナル!

TIME
SCHEDULE

一日のタイムスケジュール

7:40
出社
8:00
始業・内勤業務(問い合わせ対応)
10:00
打ち合わせ(顧客や営業担当と)
内勤業務(見積、仕様書の作成など)
13:00
打ち合わせ(顧客や営業担当、製造チームと)
担当機械の稼働確認
14:00
内勤業務(設計業務)
17:00
定時
18:30
退社
現在設計中の機械は4台。仕様検討中が3台。1台あたりの設計工数は1week~2weekほど。構想がなにも浮かばないときは現場に入り、製造中の機械を見たり製造チームと意見を交わしながら設計を進められるのがやりやすいですね。

先輩インタビュー

Interview

働く場所・従事する仕事はバラバラだけど、自分の使命に真摯に向き合う先輩たち。
関東製作所に集まった、それぞれのチャレンジと想いを紹介。